年齢を重ねるごとに気になっていくシワ。
街中でふと鏡を見たとき、自分の顔のシワに驚いた経験はありませんか?
シワがあるだけで年齢よりも老けて見えることもあるので、どうにかして減らしたいですよね。
この記事を読むことで、自分自身にできているシワの種類、原因、また改善のため無料で行えるマッサージ方法を知ることができます。
自己流でシワに対してマッサージを行なっている方もかえって肌を傷つけている可能性があります。
ぜひ記事を最後まで読んで正しいやり方で取り組んでみてください。
目次
シワの種類
シワの種類は主に3種類に分かれています。
シワの種類を知ることで、日常生活でシワを作らない過ごし方を心がけることができます。
ぜひ1つずつ確認してみてください。
表情シワ
1つめは表情シワです。
笑った時にできる目尻のシワや、眉間にシワを寄せたりするなどの無意識で行う表情の癖でできるシワのことです。
ついつい日常で口角が下がってしまったり、
眉間にシワを寄せてしまう癖のある方も多いのではないでしょうか。
弾力のある肌を保つ10代、20代ではシワになることはなく元に戻りますが、
加齢とともに肌の弾力がなくなるためシワになりやすくなってしまいます。
笑いジワは可愛らしい印象を与えることもありますが、
眉間のシワや口元の歪みジワなどはぜひともなくしたいですよね。
ただ、シワを作りたくないから無表情でいるというのも注意が必要です。
無表情でいるとかえって筋肉が凝り固まり、たるみやシワにつながる危険性があるからです。
対策方法としてはマッサージのほか、表情の癖を治すことが挙げられます。
乾燥によるシワ
2つめは、乾燥によるシワです。
乾燥によって肌に負担がかかりできてしまうシワのことで、
目元にできるちりめんジワや線状のシワのことを指します。
お肌は表面から表皮、真皮、皮下組織の3つから構成されており、
乾燥を原因としたしわは表皮にある角層内の水分が失われることで起こります。
乾燥シワは1つ1つは小さいものですが、
細かい線がつながることで大きなシワにつながってしまいます。
特に目元は頬の皮膚に比べて1/3と薄く、皮脂分泌量が少ないという特徴があります。
さらに表情を作るために動きが激しいパーツでもあるので
目元の乾燥小じわは年代に関わらず発生する可能性があると言われています。
目元のシワは気になる方も多いですよね。
しかし乾燥によるシワはまだ浅く小さいものが多いので、日常生活で改善できる可能性が高いです。
乾燥ジワの対策方法としては普段の生活で保湿を重視したスキンケアを取り入れることが挙げられます。
紫外線によるシワ
3つめは、紫外線によるシワです。
紫外線による肌ダメージでできるシワのことです。
肌のハリを整える真皮にコラーゲンが減少し、エラスチンが劣化することで大きなシワにつながります。
- 真皮とは…
皮膚組織の大半を占めている皮膚の本体とも言われる部分。 - エラスチンとは…
繊維状のタンパク質のこと。肌に弾力を与えてくれている。
また、紫外線を受けた肌は水分が奪われ乾燥した状態になっています。
そこで2つめに説明したように感想からシワやたるみを助長させてしまいます。
紫外線によるダメージは徐々に蓄積され、保湿機能などを低下させてしまいます。
それが原因でだんだんと肌のハリも支えられなくなり、シワになってしまうという仕組みです。
とくにおでこは紫外線を受ける機会が他の部分よりも多く、シワになりやすい部位です。
紫外線ジワの改善方法は、日頃からの日焼け止めを塗るなどの紫外線対策が効果的です。
シワの原因とは
続いては部位別にシワの原因についてみていきましょう。
部位ごとにさまざまな原因があるので、1つ1つ確認することで
日々の生活の問題点に気づくことができます。
自分のシワはどれに当たるかを確認してみてください。
目元のシワの原因
目元のシワの原因はおもに3点あげられます。
- 乾燥
皮脂量の少ない目元は乾燥しやすいためハリがなくなりシワになってしまいます。 - 外部刺激
アイメイクや目を擦るなどの行為が皮膚に刺激を与えてしまい、
シワにつながります。 - 眼精疲労
パソコンやスマートフォンを長時間使用することにより目が疲れ、
血行不良を起こし目元の代謝が低下することでシワになってしまいます。
目元は人に与える印象も大きく、年齢も出やすい部分です。
いつまでも若々しく生きるためにはケアしていきたいポイントですよね。
おでこのシワの原因
おでこのシワの原因は、大きく分けて2つあります。
- 表情の癖
眉毛を上げ下げしたり、目を見開く癖のある人は加齢による肌のハリの低下からシワになってしまいます。 - 紫外線による刺激
紫外線が当たる機会が多く、肌がダメージを受けてしまうため細かいシワができてしまいます。
最近ではパソコンやスマートフォンなど同じ距離で物を見ることも多く、
そのためおでこの筋肉が凝り固まっている方も増えているようです。
おでこのシワは年齢を感じさせやすいため、
気にされる方も多くボトックス注射などを検討される方も多く見受けられます。
眉間のシワの原因
眉間のシワの原因も主に2つ挙げられます。
- 表情の癖
おでこ同様、眉間にシワを寄せる癖のある方や、目を細めて見る癖のある方はシワになりやすいです。 - 乾燥
眉間は実は乾燥しやすい部分です。加齢とともに皮脂が少なくなりその結果シワにつながりやすくなってしまいます。
年齢を重ねるとどうしても物を見る時に顔をしかめてしまう方も多いはず。
眉間のシワは老けて見えがちですし、
怖い人という印象を持たれてしまう可能性もあるので改善していきたいシワですよね。
口元のシワの原因
口元のシワの原因も眉間のシワ同様、表情の癖、乾燥が主な原因です。
- 乾燥
口元も乾燥しやすいパーツになります。そのため乾燥小ジワやちりめんジワなど細かいシワができやすくなっています。 - 表情の癖
笑った時にできるシワや、口をすぼめる癖のある方はシワになりやすいです。ほうれい線や口元のたるみなど気になっている方も多いのではないでしょうか。
コロナ禍では口元を見られる機会は少なかったですが、
マスクを外す機会が増えて、今まで気にならなかった口元のシワも気にしてしまう方は増えている印象です。
マスクをしていた影響でついつい表情筋が衰えている方も多いのではないでしょうか。
シワを改善するマッサージの方法
さまざまな原因で作られる顔のシワ。
ヒアルロン酸を注入したりボトックス注射を打つのも1つの手ですが、
医療に頼らず無料でできるセルフマッサージで改善できたら良いですよね。
そんな方に向けて、ここからは部位別のセルフマッサージをご紹介していきます。
目元のシワを改善するセルフマッサージ
目元のシワの改善には、眼輪筋をほぐしてあげるマッサージがおすすめです。
目元は日頃仕事で長時間パソコンを見ることで凝ってしまったり、
アイメイクからくる肌の負担などで、シワができやすい部位となっています。
目元は皮膚が薄いため、マッサージを行う際はアイクリームやマッサージクリームなどを使用しましょう。
指の腹を優しく当てて、目頭、眉上、目尻、こめかみ、また頬の上の部分をほぐしてあげましょう。
また黒目を1周させてあげたり、瞬きをゆっくり10〜20回行うことも目の下のたるみの改善につながります。
毎日駆使している目元を優しく労ってあげましょう。
ぜひ寝る前の習慣にしてみてください。
おでこのシワを改善するセルフマッサージ
おでこのシワには、前頭筋をほぐすマッサージがおすすめです。
目を閉じて少し下に俯き、両手の指の腹を優しく眉毛の辺りに当てます。
そのまま後頭部に向かって筋肉をほぐしながらマッサージしていきます。
仕上げに、ひたいのしわを生え際に向かって伸ばしてあげましょう。
マッサージの目安は大体1〜2分。しわを伸ばすのは5回程度に収めるのがおすすめです。
おでこの筋肉の凝りをほぐしてあげることで表情の癖の改善にもつながり、シワを減らすことができます。
眉間のシワを改善するセルフマッサージ
眉間のシワの改善には、皺眉筋(しゅうびきん)、鼻根筋(びこんきん)をほぐしてあげましょう。
- 鼻根筋をほぐすマッサージ
人差し指と中指をおでこにあて、上にひっぱるようにします。
反対側の中指を鼻骨の付け根に当て、痛くない程度に上下に10回程度動かしほぐしてあげます。
- 皺眉筋をほぐすマッサージ
眉毛の上の筋肉を人差し指と親指で掴みます。
そのあと上下左右に優しくゆすった後、さらに回すように10回ほどマッサージします。
この動きを行うことで筋肉の凝りが解れ、
ついつい力の入りがちな眉間の筋肉をリラックスさせることができます。
力が入った筋肉をほぐしてあげることで力を抜いて過ごせるというメリットもあります。
シワが深くなる前にこのマッサージを心がけましょう。
口元のシワを改善するセルフマッサージ
口元のシワを改善するには、頬筋や笑筋、口輪筋をほぐしてあげましょう。
- 頬筋をほぐすマッサージ
頬骨の下に親指を当てて持ち上げるようにして、上下、左右に圧をかけながら揺らします。
そのあとほぐした筋肉をすくい上げるように上に引き上げましょう。
- 笑筋、口輪筋をほぐすマッサージ
口元の力を抜き、両手の人差し指と中指を揃えて人中に置きましょう。
上下に優しく動かしながら口の周りをほぐしてあげます。
口輪筋の形に合わせて上に引き上げるように動かすことがポイントです。
また口元はエクササイズを行うのも効果的です。
- 口を大きく開けて「アー」「オー」と声を出して動かす
- 舌を出して上下左右に動かしたり舌を回す
- 唇でペットボトルを咥えて持ち上げる
口元は特に年齢を感じさせやすい部分です。優しくほぐしてシワを改善させましょう。
シワの改善マッサージをする時の注意点
シワの改善マッサージをするときは注意が必要です。
間違ったマッサージ方法では、かえってシワが増えてしまったり、シワが濃くなってしまう可能性があります。
また顔の筋肉やリンパの流れを意識せずに行うと、
皮膚が伸びて弛んでしまいシワが作られてしまう可能性があります。
そうなることを防ぐために、正しいマッサージのポイントを4点紹介します。
肌を刺激しすぎないように優しくマッサージする
肌への刺激はなるべく少なくしましょう。
強い力でマッサージを行うと表面の水分量が失われ、かえってシワが濃くなってしまうかも知れません。
皮膚の厚さは0.4~1.5mm程度しかなく、そのため強い刺激にとても弱くなっています。
マッサージをするときはできる限り優しく、刺激しすぎないようにしましょう。
マッサージオイルやクリームを塗ってからマッサージする
マッサージオイルやクリームを塗ってからマッサージしましょう。
マッサージオイルやクリームを塗らずにマッサージをすると、摩擦により肌の潤いが失われ、乾燥が返ってシワの原因になってしまいます。
特に目元は皮膚が薄くなっているので、アイクリームなどを塗ってからのマッサージがオススメです。
リンパの流れを意識してマッサージする
リンパの流れを意識してマッサージをしましょう。
リンパとはリンパ管を流れるリンパ液のことで、
毛細血管から出た余分な水分や老廃物を流してくれる効果があります。
老廃物が溜まったままだと、むくみや弛みの原因となってしまいしわにつながる可能性があります。
顔のマッサージをするときはリンパの流れを意識して、顔の中心から外側へ流した後、顔から首へ流すように意識してみましょう。
表情筋の方向を意識してマッサージする
顔の表情筋の方向を意識してマッサージしましょう。
顔には額に前頭筋、目の周りには眼輪筋、口周りの口輪筋など多くの筋肉があります。
表情を作るときに同じ筋肉ばかり使っていると、皮膚に跡が残り、結果シワにつながる可能性があります。
また反対に使っていない筋肉があると表情筋の筋力が低下し、
たるみが深まりシワの原因になると考えられています。
マッサージをするときは表情筋を意識して、ほぐすようにマッサージしましょう。
シワ改善マッサージ法についてのまとめ
この記事のポイントは、
- シワの種類は表情シワ、乾燥によるシワ、紫外線によるシワがある
- 筋肉をほぐすマッサージがシワの改善につながる
- 肌を刺激しないようにマッサージすることがポイント
- リンパの流れを意識すると◎
肌への刺激を少なくしたマッサージを行うことで、シワに対してより効果的なアプローチを行えます。
ただ、シワはその人の生き方が現れるという一面もあり、自分の魅力の一部分と捉えることもできます。
全てを消そうと思わずに、今回の記事を参考にシワの改善に取り組んでみてくださいね。