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2018年12月20日

【ナットウキナーゼ】納豆に含まれる血液サラサラ成分|栄養成分辞典

大塚(企画部)

大塚(企画部)

ナットウキナーゼとは

ナットウキナーゼは、納豆菌が大豆を発酵させることで出来るねばねば成分で、たんぱく質分解酵素としての働きを持っています。

納豆はとても栄養が豊富なことで知られていますが、その栄養は大豆由来のものと納豆菌が生み出すものがあります。

大豆由来の栄養素:イソフラボン、レシチン、たんぱく質など

納豆菌が作り出す栄養素:ナットウキナーゼ、ビタミンK2など

 

うれしい血液サラサラパワー

ナットウキナーゼのすごいところはさまざまな角度から「血液サラサラ」に働きかけることです。

特に、血管を詰まらせる”血栓”に対してその力を発揮します。

 

いくつか働きをご紹介します。

・血栓の主成分であるフィブリンに直接働きかけて、分解する。

・カラダの中の血栓溶解酵素であるウロキナーゼの前駆体「プロウロキナーゼ」を活性化させる。

・血栓溶解酵素であるプラスミンを作りだす組織「プラスミノーゲンアクチベーター」量を増大させる。

・血栓を溶けにくくする血栓溶解阻害物質「PAI-1」を分解する。

 

では具体的に予防することができる病気の例を挙げます。

 

心筋梗塞

心筋梗塞は、血の塊である血栓が冠動脈内に詰まることで、心筋に血液が届かなくなり、結果的に心筋が壊死する状態を指します。

ナットウキナーゼは血栓を出来づらくする働きがあるので、心筋梗塞の予防につながると言われています。

 

脳梗塞

心筋梗塞と同様に、血の塊である血栓ができることで引き起こされる疾患ですが、こちらは脳の血管が詰まることを指します。

脳は、ヒトの生命活動の中枢であり、非常に細かい血管がたくさん張り巡らされている部位です。

ナットウキナーゼは血栓を出来づらくする働きがあるので、脳梗塞の予防につながると言われています。

 

おすすめの摂取方法

摂取するのに一番いい時間帯は…

“朝食の定番”というイメージがありますが、実は夕食後や寝る前に食べるほうが良いです。

というのも、実は血栓は深夜から早朝にかけてできやすいことが知られています。

ナットウキナーゼは、摂取してから10時間ほど働きかけてくれると言われているので、血栓を予防したいと思っている方は夕食後や寝る前に摂取することをおすすめします。

 

納豆のチカラを最大限に引き出す食べ方

納豆も納豆菌によって発酵された”発酵食品”です。

キムチや塩麴など、他の発酵食品と一緒に食べることでより腸内環境を整えてくれます。

 

アツアツのご飯に納豆を乗せて食べるのっておいしいですよね。

しかし、ナットウキナーゼは熱に弱いという特性があります。

加えて納豆菌が作り出すビタミン群の中には熱に弱いものも…

納豆の栄養素をしっかりとりたい方は、炊き立ては避けてすこし時間を置いたご飯と食べたほうがよいでしょう。

 

ワーファリン(抗血栓薬)との組み合わせは…

食品の納豆には、血栓を溶解する「ナットウキナーゼ」が含まれている一方、血液凝固を促進する「ビタミンK2」が含まれています。

そのため、血栓症の人に適用される「ワーファリン」という薬を服用する患者に対して医師が納豆の摂取を制限することがあります。

 

サプリという選択も

では、納豆(食品)ではなく、”ナットウキナーゼ配合のサプリ”はどうでしょう。

サプリにもよりますが、ビタミンK2を除去したナットウキナーゼ単体で配合しているものもあります。

納豆で食べる場合、血液凝固を促進するビタミンK2と一緒に摂取することになるので、ナットウキナーゼ単体で摂取したほうが血液サラサラ効果は期待できるかもしれません。

もちろん、納豆にはイソフラボンやビタミン群など様々な栄養素があるので一長一短ありますが、「血栓症予防目的」「納豆のにおい・味が苦手」という方は、サプリからナットウキナーゼを摂取するのもおすすめです。

 

大塚(企画部)

この記事を書いた人

大塚(企画部)

大学時代、栄養学を専攻し在学中に管理栄養士免許を取得。現在は商品開発や情報発信に役立ててます。

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