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2018年09月21日

【マンガン】骨の形成に欠かせないミネラル|栄養成分辞典

大塚(企画部)

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マンガンとは

 

マンガンは、骨を作るときに必要な微量ミネラルの1つです。

成人の体内には約12mg含まれており、肝臓、膵臓、腎臓、毛髪に比較的多く存在しています。

骨を強くする以外には、骨や関節をつなぐ結合組織の合成、糖質やたんぱく質の代謝、血液凝固因子の合成、記憶力を高める、DNAの合成に関わる酵素の補酵素として健康維持の役割を担っています。

また、マンガン含有酵素である『スーパーオキシドジスムターゼ』の成分として抗酸化にも関与しています。

乾電池にも使われている有害物質として知られていますが、生命の維持に欠かせないミネラルで、必要量は微量です。

吸収率は数%ですが、通常の食生活を行っていれば不足しづらい栄養素だと言われています。

 

主なはたらき

・骨を強くする

・三大栄養素の代謝を助ける

・記憶力の向上

・抗酸化作用

 

1日に摂る量

≪1日に必要とされる量 ※30~49歳成人の場合≫

・目安量:男性4.0mg、女性3.5mg

・耐容上限量:男性11mg、女性11mg

※用語の解説はこちら

 
  

不足すると…

マンガンは、多くの植物性食品に含まれているため、不足する心配はほとんどありませんが、欠乏症として以下の症状が挙げられています。

・成長阻害

・骨格の発育不全

・生殖機能障害

・低コレステロール血症

・血液凝固たんぱく質の異常

・糖代謝、脂質代謝の異常

 

摂りすぎると…   

食生活が原因のマンガン過剰症の報告はほとんどありません。

したがって、通常の食事からの摂取においては、耐容上限量を超えることはほとんどなく、過剰症の心配はありません。

「マンガン取り扱い業者」「静脈栄養治療中」など特定の場合にのみ起こりうる中毒症としては神経症状が確認されています。

 

こんな人におすすめ

✓野菜や海藻類、穀類をあまり食べない

✓骨を丈夫にしたい

✓成長期の人

 

多く含まれる食品

マンガンを多く含む主な食品

食品名 1食分の目安量(g) 成分含有量(mg)
イタヤ貝 70g 3.43
アマランサス  40g  2.46
栗  50g(小3個)  1.64

食品中のマンガンは、「作物が育った土由来」ということもあり、植物性の食品に幅広く含まれています。

例えば、パセリ、ごま、柿、あずき、玄米、大豆、湯葉、レンコンなども挙げれます。

穀類や野菜類をバランスよくとることで、過不足なく摂取することができます。

 

大塚(企画部)

この記事を書いた人

大塚(企画部)

大学時代、栄養学を専攻し在学中に管理栄養士免許を取得。現在は商品開発や情報発信に役立ててます。

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