栄養のこと

2018年08月28日

【アントシアニン】目の『見やすさ』をサポート|栄養成分辞典

大塚(企画部)

大塚(企画部)

アントシアニンとは

 

アントシアニンは、ポリフェノール(フラボノイド)の一種でブルーベリー、ぶどう、なす、黒豆などに含まれる天然由来の青紫色色素です。

ブルーベリーの中でも特にアントシアニンが豊富に含まれていると言われているのが野生種である『ビルベリー』。

北欧産のビルベリーは有名で、アントシアニンの含有量が多いことで知られています。

アントシアニンは、植物が紫外線から実を守るために作り出した色素で、太陽に当たっている時間が長ければ長いほど、光刺激から実を守るためにアントシアニン量は増えます。

北欧という地域は、夏に「白夜」(太陽が一日中沈まない現象)になることがあるため、北欧で育つビルベリーは太陽の光に長時間さらされます。

これにより、ビルベリーのアントシアニンが豊富なのではないかと考えられています。

 

こんな人におすすめ

✓近くのものが見えづらい

✓目が疲れやすい

✓目がゴロゴロする

✓光がまぶしく感じる

✓目が重たくなる

✓急に視力が落ちてきた

 

目に働きかける!アントシアニンの秘められた力

アントシアニンは、様々な働きによりヒトの『モノを見る力』をサポートしてくれます。

アントシアニンの働きやその特徴をいくつかご紹介します。

 

「見えた!」を助けるアントシアニン

まず初めにヒトがモノを認識するまでの流れをお話します。

 

①目に入ってきた光が、『角膜』や『水晶体』を通過して網膜に届く。

②網膜にある紫色の色素『ロドプシン』に光が当たる。

③光が当たると『ロドプシン』は分解されて脳に情報が伝達される。

④「見えた!」と認識

 

ここでたびたび出てきたキーワード『ロドプシン』はビタミンAから作られるたんぱく質です。

このロドプシンが合成→分解→合成…を繰り返して、ヒトは光刺激を認識することができるのです。

しかし、長時間目を酷使し続けると、再合成が間に合わず、ロドプシンは減少してしまいます。

これが、見えづらさにつながり、目のショボショボ感や、目の疲れを招きます。

アントシアニンは、このロドプシンの再合成を助け、眼精疲労や見る力を改善してくれます。

 

その他にも、モノを見る上でレンズの役目を果たす角膜や水晶体などに含まれるコラーゲンを安定させる力や、網膜に張り巡らされた毛細血管を丈夫にして、血液循環をよくする力も持っています。

 

即効性抜群!まさに目の特効薬

食事の改善やサプリの効果は、継続していく中で少しずつ変化を感じていくものが多いです。

しかし、アントシアニンは例外で、非常に即効性の高い栄養素です。

だいたい摂取から4時間程度で効果が現れ、24時間程度でその効果は消失してしまうと言われています。

つまり、1度に大量に摂取するよりも毎日補うことで見えやすさを持続させることができるのです。

 

抗酸化作用で目の老化を防ぐ

実は、高い抗酸化力も持っているアントシアニン。

抗酸化力とは、目をはじめ体のさまざまな部位を老化させてしまう活性酸素を除去する力のことです。

“抗酸化”の定番と言えばビタミンCですが、このアントシアニンはビタミンCよりも安定した力をもっています。

数あるアントシアニンを含む食品の中でも、ビルベリーは特に抗酸化力が強いと言われています。

 

糖尿病の恐ろしい合併症『糖尿病性網膜症』を予防

目に関して、最も避けたい状態『失明』。

皆さんはその原因をご存知ですか?

なかなか聞きなじみのない『糖尿病性網膜症』、実は失明の原因第2位になったこともあります。(2014年 日本眼科科学会雑誌)

糖尿病になると、血液の血糖が増加し血管にダメージを与えます。

その影響は、網膜に張り巡らされた非常に細かい毛細血管にも現れ、もろく詰まりやすい状態を招きます。

めぐりが悪い状況であっても、ヒトがモノを見るためには網膜に栄養や酸素(血液)を届けなければなりません。

その状況を打破すべく、ヒトの体は急ピッチで新しい血管を増やして血液の流れる道を確保しようとします。

しかし、この新しい血管も応急処置のようなものでしかないので、非常にもろく、出血しやすいです。

その結果、出血→応急処置→出血…が繰り返され、最悪失明に至ってしまいます。

アントシアニンには、毛細血管を保護・強化する力があり、こういったトラブルを正常化させる働きがあります。

 

目以外にも?!アントシアニンのうれしい働き

目についてたくさん触れてきましたが、実はそれ以外にもアントシアニンはうれしい働きを持っています。

 

良質なコラーゲンをつくる

女性なら1度は耳にしたことがある『コラーゲン』。

コラーゲンは皮膚の弾力を保ち、若々しくハリのある肌をキープするためには必要不可欠なたんぱく質です。

アントシアニンにはコラーゲンの合成をサポートする力があります。

 

薬よりも優れている?!炎症を抑える力

アントシアニンには炎症を抑える力もあり、その力は抗炎症薬として一般的なアスピリンの約10倍だと言われています。

また、食品由来(植物が生み出すポリフェノール色素)なので、胃にも負担をかけません。

 

調理や保存のポイント

アントシアニンは、紫外線から目を守るルテインと非常に相性がいいと言われています。

ルテインは黄色い色素で、ニンジンやかぼちゃなどの緑黄色野菜や、柿や桃といった果物に多く含まれているので、なすと一緒に調理したり、ブルーベリーと一緒にデザートとして食べるのがおすすめです。

 

大塚(企画部)

この記事を書いた人

大塚(企画部)

大学時代、栄養学を専攻し在学中に管理栄養士免許を取得。現在は商品開発や情報発信に役立ててます。

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