栄養のこと

2018年10月03日

【銅】貧血解消をサポートする微量ミネラル|栄養成分辞典

大塚(企画部)

大塚(企画部)

 

銅は、鉄がヘモグロビンに合成されるのをサポートして貧血を防止したりコラーゲン(血管壁や骨を強くする)を合成に関わる必須ミネラルです。

また、抗酸化酵素である「スーパーオキサイドジスムターゼ」の構成成分でもあります。

この酵素は過酸化脂質の生成を抑制し、心筋梗塞などを予防します。

その他、乳児の成長、骨や血管の強化、赤血球や白血球細胞の成熟などにも関わってきます。

成人では、体内に75~150mg の銅が存在しており、約50%が骨、筋肉、約10%が肝臓に分布しています。

通常の食生活を送っていれば、不足する心配はほとんどありません。

 

主なはたらき

・貧血防止

・抗酸化作用

・カラダを作る

 

1日に摂る量

≪1日に必要とされる量 ※30~49歳成人の場合≫

・推定平均必要量:男性0.7mg、女性0.6mg

・推奨量:男性1.0mg、女性0.8mg

・耐容上限量:10mg

 

※用語の解説はこちら

 
 

不足すると…

銅幅広い食品に含まれているため、通常の食生活において欠乏する心配はほとんどありません。消化器に障害があり、長期的に経腸栄養を行っている患者や人工栄養の未熟児の場合、欠乏症が見られる可能性があります。

 

貧血

貧血と言えば鉄分不足ですが、銅も重要な役割を担っています。

腸管から吸収された鉄分は、銅と結合した「プラスミノーゲン」というたんぱく質によって、ヘモグロビンに合成できるようにつくりかえられます。

つまり、銅が不足していると、たとえ鉄を補ってもヘモグロビンが作られず貧血は解消されないのです。

 

その他にも銅不足は、コレステロールや糖代謝の異常を引き起こす可能性があります。

 

摂りすぎると…

銅は通常、大量に摂取しても汗や尿と一緒に体外へ排泄されます。

そのため、健康な方であれば通常の食事において銅の過剰摂取になるリスクは低いと言われています。

しかし、銅製の調理器具を使って、酸性の食品の煮込み料理を作ると銅が料理に溶け込んでしまい過剰症になる可能性があります。

銅製の調理器具で酸性の食品を調理するときは、長時間置かないように気をつけましょう。

 

こんな人におすすめ

✓貧血を改善したい人

✓骨や血管を丈夫にしたい人

✓イキイキと元気な体を手に入れたい人

 

多く含まれる食品

銅を多く含む主な食品

食品名 1食分の目安量(g) 食塩含有量(mg)
牛レバー 80g 4.24
 イイダコ 45mg 1.33
 ほたるいか 30g 1.03
そら豆  50g 0.60

 

摂取するときのポイント

亜鉛やビタミンCを大量に摂取すると、銅の吸収が妨げられるので、これらを多く含むサプリを飲むときは量やタイミングに気を付けましょう。

大塚(企画部)

この記事を書いた人

大塚(企画部)

大学時代、栄養学を専攻し在学中に管理栄養士免許を取得。現在は商品開発や情報発信に役立ててます。

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