食べること

2018年05月18日

【 貧血の食事療法 (後編)】管理栄養士コラム vol.8

大塚(企画部)

大塚(企画部)

こんにちは、さくらの森企画部の大塚です。
今回は【貧血の食事療法】の後半です。

 

ついつい手を伸ばしちゃう?避けるべき2つの食品

 

その1:インスタント食品・加工品

これらに含まれる『リン酸塩』は、消化器内で鉄と結合して吸収されにくい状態になってしまいます。インスタント食品に、よく使われているので頻繁に食べている人は、その頻度を少し減らしたほうがいいでしょう。
 

その2:アルコールの飲みすぎ

上記同様、せっかく摂取した鉄の吸収を阻害してしまう可能性があります。貧血改善目的の場合”禁酒”する必要はありません、大事なのは”節酒”です(*^^*)

貧血になりやすい女子が特に気を付けたい4つのこと

 
ダイエットは女性の永遠のテーマですよね!
実は私もポッコリお腹が少し気になっていたり…(;^_^
けど、貧血の方は第一に『適正なエネルギー量をしっかり摂取する』ことが大事です。というのも、一般的な献立の場合含まれる鉄分は『1000kcal当たり6mg』ぐらいだと言われています。
 
つまり、極度にダイエットしちゃうと取るべき栄養素がちゃんと取れていない可能性が出てきます。食事は1日3食、規則正しくバランスよく食べましょう。
 
鉄分はいろんな食材に少量ずつ含まれています。
少しの鉄分もしっかり体に吸収できるよう、タンパク質やビタミン類が豊富な食材を献立に組み込んでください。
 
”いろんな食材を取るべき”という観点で考えると、“パンや麺類”よりも”ご飯+おかず”のほうがいいのかな、と思います。というのも、ご飯の場合おかずを通して様々な食材(肉・野菜・魚介・大豆製品など)をバランスよく摂取することができますが、麺やパンだと使われる具材も平均3種程度。もしこれらを主食にするなら、他の食事でなるべく多くの食材を食べるよう心がけてください。
 
食事の時のコツは、”ゆっくりよく噛んで食べる”こと。しっかり咀嚼することで胃酸がしっかり分泌され、鉄分の吸収を促進してくれるからです。
 

妊娠中は2人分の栄養が必要

 
妊娠は女性にとって一大イベントですよね(*^^*)!
母子ともに健康でいるためには、十分に栄養を摂取する必要があります。
 
『お腹の中の赤ちゃんは小さいし…』と思うかもしれませんが、目に見えない位小さな一つの受精卵から身長約50cm、体重3kgの体ができることを考えるとまさに神秘(´▽`)☆尋常じゃないスピードで細胞分裂を繰り返しているんです!
 
お腹の子の成長をサポートするためにも、お母さんは2人分しっかり栄養をとってあげましょう。
 
健常な成人女性において1日に必要と言われている鉄分量は6~10mgですが、妊娠中期~後期は+15mgの約20mg必要です。
 
葉酸に関して言うと、生まれてくる赤ちゃんの”神経管閉鎖障害予防”のため、妊娠を望む女性・妊娠の可能性がある女性は通常の推奨量(240μg)に加えて別途400μg摂取すべきと言われています。
 
繰り返し出てくる『タンパク質』と『ビタミン』も赤ちゃんの体を形成するうえで必要不可欠な栄養素です。不足しないよう、摂取していきましょう。
 
赤ちゃんの成長はめまぐるしいもので、そのためにたくさんの栄養を必要とします。栄養素によっては、不足した分を母体から奪っていきお母さんが栄養不足になる場合も。特にカルシウムは顕著で、妊娠中母体の骨や歯がもろくなってしまう恐れがあります。
 
食欲がない時は、”食べたいものを食べれる分だけ食べる”がベストだと言われています。1日3食が厳しい場合は食事回数を4~5回に分けて、少量ずつでもしっかり栄養を取れるよう工夫してみてください。
 

最後に

 
いかがだったでしょうか。今回で『貧血』シリーズは一旦終了です(*^^*)
今回ご紹介したことで、生活に取り入れられることがあればぜひ試してみてくださいね!

大塚(企画部)

この記事を書いた人

大塚(企画部)

大学時代、栄養学を専攻し在学中に管理栄養士免許を取得。現在は商品開発や情報発信に役立ててます。

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