
ハイフって神経損傷するの?症状はどんな感じなの?
ハイフで神経損傷した場合は治るの?やけどや痺れが出るって聞いたけど本当?
ハイフで火傷や神経麻痺っておこるの?癌になるってホント?原因は?
医療ハイフで失敗して跡が残ったら?ハイフ 腫れ・水ぶくれ・ブツブツが出た時の対処は?
ハイフのデメリットは?失敗例は?ハイフは痛みがある?副作用もあるの?
わたしのハイフでやけど?危険なの?肌荒れした場合は?
ハイフでリフトアップする?ハイフは目元にもできる?美容ハイフと医療ハイフって違いあるの?
ハイフは将来たるむことがある?配布をやり続けるとどうなるの?
ハイフはよい面だけを伝えられることもありますが、神経損傷などのリスクもあります。
そこでこの記事では
ついて解説していきます。
ハイフは稀に、神経を傷つけ神経損傷に起こすことがあり、信頼できる場所での施術が重要です。
ハイフを検討する際、わかりづらい「ハイフでの神経損傷」を調査した結果をまとめたので、ぜひ見ていただければと思います。
また「値段が安いハイフのクリニック」について知りたい方は、こちらで解説を行っていますのでぜひ確認してみてくださいね。
目次
ハイフの施術効果で神経損傷することはある?

ハイフ(HIFU=高密度焦点式超音波治療法)とは、高密度の超音波を一点に集中させ、皮下真皮層・脂肪層・SMAS筋膜に直接熱を届けることで肌を引き締め、リフトアップ効果をもたらす施術方法です。
ハイフは医療行為に当たるため、医療用ハイフを使った施術は医師や医師の指導を受けた看護師以外は行うことができません。
有資格者がハイフを照射する場合、解剖学に基づき神経の走行や筋肉の構造を知った人物が施術する事が望ましいでしょう。
一方で、知識を持たない人が安易にハイフ照射を行なうと、神経損傷が起きるリスクが高まるのは事実です。
ハイフで神経を損傷する理由

ハイフの仕組みは前述通り、超音波を体内の特定部位に集中させて、加熱するというものです。
わかりやすく言うと、虫眼鏡で太陽光を集中させ、紙の1点を焼くようなイメージですね。
脂肪細胞が破壊されるのもハイフの効果ですが、同時に皮下組織にダメージを与える行為であるとも言えます。
そのため、人体のどの部分に神経が位置しているのかなどの医療知識を持たない人がハイフ機械を施術すると危険です。
実際に全国の消費者センターには、医師ではないエステティシャンが行なったハイフ施術によって神経損傷が起きたという相談が寄せられています。
神経損傷は皮膚表面からは見えないため、発見が遅れ治療が長期化する場合もあり、見過ごせない問題となっています。
ハイフで神経損傷する可能性があるのはどんな時?

神経を損傷してしまうと治療が困難で長期化する場合もあるため、ハイフの施術を受ける時には注意が必要です。
そこで、ハイフで神経を損傷する可能性がある例を3つご紹介します。
- 医師以外から施術を受ける時
- 頬など皮膚の薄い場所を施術する時
- セルフハイフで施術する時
1つずつ詳しく見ていきましょう。
ハイフで神経を損傷する可能性その1|医師以外から施術を受ける時

ハイフは皮下組織にダメージを与える医療行為に当たるため、無資格者が施術を行うことはできません。
医師法第17条では、医師の医学的知識や技術を持たない人が、人体に危害を与える行為をすることを禁止とすると明記されています。
しかし、中には資格者が在籍しないにも関わらず、医療法に抵触する施術を行っているエステサロンもあるのが現状です。
また、医療用ハイフよりも出力を下げたエステ用ハイフが使用されていることもありますが、出力が弱いからといってリスクがなくなるわけではありません。
実際にエステ用ハイフの施術により、顔の三叉神経に損傷が出たという例も報告されています。
このことから、出力の強さに関わらず、解剖学に基づく医学的知識がない人からハイフの施術を受けることには危険が伴うと言えるでしょう。
ハイフで神経を損傷する可能性その2|頬など皮膚の薄い場所を施術する時

頬など皮膚の薄い場所を施術する時には、神経損傷のリスクが高まります。
顔に触れる感覚や痛覚、温度などを脳に伝える大切な役割をする三叉神経は、顔面上で3本の枝が広がるように伸びています。
1つ目はおでこ、2つ目は頬、3つ目は下顎と皮膚が薄い場所に位置しているのが特徴。
そのため、顔の神経の位置を理解していない人が施術を行うと、三叉神経を傷つけてしまうリスクが高まるのです。
顔のリフトアップのためにハイフの施術を受ける場合には、特に注意が必要であると言えるでしょう。
ハイフで神経を損傷する可能性その3|医療用ではなくセルフハイフで施術する時

最近では、エステ機材を自分で操作し施術するセルフエステが流行しています。
セルフエステサロンの中には、ハイフ機材を提供しているところもありますが、セルフハイフを行うことにもリスクがあります。
セルフハイフ用の機材は医療よりも出力が低く、皮膚の浅い部分しか照射できない仕様になっていますが、それでも知識がない人からの施術には危険が伴います。
照射深度はヘッドを押し付ける強さによっても変わるため、たまたま高出力の状態で皮膚の薄い部分に当たり、神経を傷つけてしまうことは十分に起こり得るでしょう。
ハイフは元々、知識と技術両方を要する施術のため、全くの素人がセルフハイフを行うことは出力が弱い機械を使ったとしても危険です。
ハイフの副作用やデメリットとは?

神経損傷は間違ったハイフ施術をした場合のリスクにおいて一番深刻な問題と言えるかもしれません。
しかし、神経損傷以外にもハイフには副作用のリスクやデメリットがあります。
ここでは、次の3つについて紹介。
- やけど
- 筋肉痛
- むくみ・腫れ
それぞれ詳しく解説していきます。
ハイフのリスク|1.やけど
ハイフには皮膚のやけどを負うリスクがあります。
多くの場合やけどの原因は、ハンドピースを浮かせてしまう施術ミスによるものです。
また、出力の調整を間違えて高すぎる出力で熱を当ててしまい、皮膚にやけどを負わせてしまうケースもあります。
特にやけどのリスクが高いのは、熱エネルギーが肌に伝わりやすい骨に近い部分です。
肌質や、骨の位置などを見極めた上で正しい施術を行うためには、医学的な知識が必要となります。
ハイフのリスク|2.筋肉痛

正しい方法で行っても、施術後に筋肉痛のような痛みが起こることがあります。
痛みの理由は、ハイフが熱エネルギーにより筋膜を収縮させる仕組みであるから。
施術後のある程度の痛みや違和感は一般的な経過であり、我慢できないほど強いものではありません。
痛みは数日から数週間、長い場合では1ヶ月ほどかけて徐々に消えていきます。
自然と回復する痛みなので心配には及びませんが、痛みに弱い人や大事な予定を控えており影響を受けたくないなどの事情がある人は施術を避けた方が良いでしょう。
ハイフのリスク|3.むくみ・腫れ
人によっては、ハイフの施術後むくみや腫れが生じる場合があります。
ハイフ後の皮下組織はたんぱく質が熱変性を起こしているため、細胞レベルで言えば少なからず炎症が起きていると言って良いでしょう。
はたから見てもわかるほどにむくんだり、腫れたりするかは個人差がありますが、施術部分にほてりを感じることもあるようです。
むくみや腫れは大体1週間ほどで引き、その後にリフトアップ効果を実感できるのが一般的な流れとなります。
しかし、1週間以内に大事なイベントなどがあり、人目が気になるような場合には施術を避けたほうが良いかもしれません。
ハイフはやめた方がいいと言われる理由

ハイフにはリスクが伴うため、やめた方がいいと言われる場合もあります。
リスクの理由をしっかりと知った上で、施術を検討しましょう。
ハイフはやめた方がいいと言われる主な理由は、次の3つです。
- 施術におけるトラブルが多い
- 若いと効果がでにくい
- たるんでしまうことがある
1つずつ詳しく見ていきましょう。
ハイフ施術におけるトラブルが多い
全国の消費者センターでは、ハイフ施術におけるトラブルの報告が数多く寄せられています。
ハイフは、原則的には医療行為であり、有資格者しか施術できないものですが、現状では出力を下げたハイフ機器についての法整備は十分になされていない状態です。
そのため、医療用ではないと謳いハイフ施術を提供しているエステサロンも多くありますが、一方で医療用ではないハイフ機器によるトラブルも起きています。
美容クリニックでも医師は在籍するものの、実際に施術を行うのは無資格のスタッフであるというケースも存在するようです。
安全な施術を受けるためには信頼できるクリニック選びが不可欠ですが、見極めが難しいこともあり、ハイフはやめた方がいいという声が上がるのではないでしょうか。
ハイフは若いと効果がでにくい

ハイフは若い人にはあまり効果がないと言われることも多いです。
ハイフは超音波エネルギーにより筋膜や皮下組織を収縮させ、加齢によりたるんでしまった部分を引きしめることでリフトアップさせます。
また、人体が持つ修復作用により新たにコラーゲンがが生成される効果があります。
一方で、元の細胞をハイフで焼いた後に新たに生成されるコラーゲンは、元のものより質が劣るという説もあります。
歳を重ねて脂肪が分厚くなったり、すでにたるんでしまっている人にとっては、ハイフは良い施術の1つかもしれません。
しかし、若い人が小顔にしたいという目的でハイフを行う場合、すでにハリがある若いコラーゲンを生成できているところを、わざわざハイフで焼くことになります。
元々痩せ型で脂肪が少ない人がハイフを施術すると、予想していなかった部分までリフトアップしたり、脂肪細胞が破壊されることで思いのほか細くなってしまい、結果的に顔が老けたと感じてしまう方もいるようです。
ハイフでたるんでしまうことがある
ハイフは脂肪細胞を破壊し、皮下組織を収縮させる施術です。
そのため、施術によって皮膚があまり、たるんでしまうこともあるようです。
若返り効果を期待してハイフの施術を受けるのに、逆に老けた印象になってしまったら悲しいですね。
施術を検討する時は、脂肪を減らすことのメリットとたるんでしまうリスクを比較することが必要でしょう。
ハイフで癌になることもある?

ハイフは癌になるという噂を聞くことがありますが、ハイフと癌の直接的な因果関係の医学的根拠はありません。
ただし、ハイフによる健康被害はまだ未知な部分があるのも事実です。
ハイフは健康な体に熱を加えダメージを与える行為のため、長期的に見た場合どのような影響が及ぶのか、まだわかっていない部分もあります。
ある程度体への負担がある、という点を理解した上で施術に臨みましょう。
ハイフを美容クリニックで受けた方がいい人|メリットも解説

ここまでで、ハイフのリスクについて様々な面から解説しましたが、ハイフには美容的なメリットがあるのも確かです。
ハイフのリスクについてもしっかり理解した上で、以下に該当する人はハイフの施術を受けると良いでしょう。
- 脂肪がついている人
- 痩せにくい代謝になっている30代以降の人
- 将来的なリスクを許容できる人
1つずつ詳しく見ていきましょう。
ハイフを受けた方がいい人|脂肪がついている人
ハイフは脂肪の層が分厚く、なかなか痩せられないという人に効果的な施術方法です。
脂肪細胞に熱を加えることにより脂肪細胞が破壊され、小顔効果以外にも毛穴引きしめや肌質改善などの効果も期待できます。
照射後はコラーゲンの生成が活発になるため、3〜6ヶ月程度美肌効果が持続するのもポイントです。
ダイエットで体は痩せられても、顔の脂肪が取れないという人もいるでしょう。
脂肪を効率的に落としたいという人には、ハイフが適しています。
ハイフを受けた方がいい人|痩せにくい代謝になっている30代以降の人

30代以降になると、体の代謝機能が衰えて来るため、痩せにくくなると感じる人が多いようです。
ハイフには脂肪細胞を破壊する働きがあり、破壊された脂肪細胞は代謝により排出されます。
加齢により痩せにくくなった人に効果的でしょう。
食事制限や運動だけでは脂肪燃焼が難しいと感じている人には、ハイフが効果的です。
ハイフの施術後は熱ダメージを受けたコラーゲンの修復作用により、新たにコラーゲンが生成され肌のハリやツヤも良くなります。
ハイフを受けた方がいい人|将来的なリスクを許容できる人
ハイフの将来的なリスクには、まだまだ未知の部分があります。
ハイフの施術は健康な体の皮下組織にダメージを与えるもののため、年齢が若く細胞が活動的な状態で受けるのはもったいないと考える人もいるでしょう。
一方で将来的なリスクよりも、現在の「脂肪が多い」という悩みを解決したい、という人もいるでしょう。
将来的なリスクを受け入れられるかは、現在の年齢や体調にもよりますよね。
ハイフの施術を検討する際は、施術で得られる結果だけでなく、今後起こりうる未知のリスクについても考慮した上で決定することが大切です。
ハイフを受ける前に神経損傷などのリスクは知っておこう

この記事のポイントは、次の通りです。
- ハイフ施術には医療的な知識が必要
- 誤った施術は神経損傷のリスクが伴う
- 将来のリスクも考慮するべき
ハイフ施術は熱を加え、皮下組織を引き締め、脂肪細胞を破壊する仕組みのため、正しい知識を持って行わないと危険です。
ハイフを受ける際には、医師や看護師など資格を持った人が施術を担当する信頼できるクリニックを選びましょう。
この記事でハイフが気になった人は、リスクも含めよく検討した上で、施術を受けることを決定してくださいね。