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2018年02月15日

【極み職人vo.4】儚い植物の命に“刹那の煌めきを吹き込む”匠

原武(さくらもち制作部)

原武(さくらもち制作部)

こんにちは。

 

今回ご紹介させていただく職人さんは

 

儚い植物の命に“刹那の煌めきを吹き込む”匠

 

degas、Cerise(ドガ、スリーズ)代表

戸畑 桜子さん

(Flower Decorator・Tobata Sakurako)

 

身近にいた芸術家

弊社の商品、ハーブガーデンシリーズやココラルムシリーズをお使いの方は、「見たことがあるようなテイストの写真」だとお気付きになったかもしれない。

実は、それらのブツ撮り(カタログなどへ掲載する商品の写真を撮ること)の際に、周りの植物装飾をするのが今回の匠、戸畑桜子さんだ。

今回は、弊社との付き合いは長いものの、なかなかじっくり話す機会がなかったフラワーデコレーターの桜子さんをお店「ドガ」にお訪ねした。

 

 

四児の母!

フランス人画家エドガー・ドガからインスピレーションを得てその名前を冠したお店を始めたのが八年前。独特な雰囲気を持つおしゃれな店だが、開店当時に思い描いた世界観を具現化したものらしい。

オーダーでのフラワーアレンジメントやブライダル会場での装飾をメインに活動し、教室も開いている。華奢な体からは想像できないほどアクティブな桜子さんだが、四人の子どもをもつお母さんにはとても見えない。「子育てと仕事の両立は大変ではないか」との問いかけにも「自然と誰かが助けてくれる」とあっけらかんとしている。こっちも吹き出してしまった。

友禅職人を目指した学生時代

その経歴は意外なものだった。

短大には染色を学ぶために通い、将来は友禅の世界に入ろうとしていた。しかし、折しもバブル崩壊後。例年だと卒業生を受け入れていた染色の世界も、その慣習を打ち切ってしまった。

もともと手に職をと考え染色を選んだ桜子さんだったが、きっちりとしたデッサンや満遍なく塗ったりすることに興味が沸かず、絵や建築など自分が作ったものが残ってしまうことが怖かったという。

また桜子さんは「花は生き物。お客様の元に届いても、時間が経てば消えて残らない。その感覚が自分にとってよかった」とも語った。

そんな学生時代にアルバイトをしていた花屋で、ふと目にした雑誌に目が釘付けになった。そこにはウェディングの現場で空間を自在に作り出すフラワーコーディネーターが。

作品作り

修行時代を経て独立。出張アレンジメントや教室をし、約15年前に一号店をオープン。その時々の桜子さんのテーマカラーをベースに演出を提案してきた。

作品はお客様のご意向を汲み取りながらも、桜子さんの感性で仕上げていく。決して花が主役でないものも多いように感じる。そんな彼女が大切にしているのが「色」。仕上がった作品や店舗を顧みると、全てが桜子さん色にトータルコーディネートされていることが分かる。この匠は仕事を通して作品を作っているんだなと気づいた。

額にこそはめ込まれていないが、それはまさにその刹那を作品に閉じ込めた「印象派」だ。なるほど、それでか!私の中で「ドガ」と結びついた。

 

フラワーコーディネーター戸畑桜子さんは、花と緑でその場を作り変える空間想像職人だった。

 

 

degas(ドガ)

〒812-0033

福岡県福岡市中央区平尾1-2-12-1F

TEL:092-523-3787

原武(さくらもち制作部)

この記事を書いた人

原武(さくらもち制作部)

さくらの森の会報誌「さくらもち」の企画編集、執筆、写真を担当。

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