からだのこと

2018年02月16日

【鉄剤について】管理栄養士コラム vol.5

大塚(企画部)

大塚(企画部)

貧血の治療薬と言えば【鉄剤】がよく知られています。
しかし、人によって合う合わないがかなり分かれます。
 
中には医師から【あなたは鉄剤合わないようなので、サプリで様子見てみては?】と提案される場合もあるそうです。
 
まずは鉄剤について理解して、自分の体に合った改善方法を見つけましょう。
 

鉄剤とは

 
鉄欠乏による貧血の治療方針は、”足りない鉄を補う”です。
鉄分補給は、”食事療法”を基本としますが、これで効果が十分でないとき”鉄剤”が処方されます。
 
貧血で鉄が足りていない状況に加え、そもそも『鉄分』の体内吸収率自体よくないので、充足させるにはかなりの量を補う必要があります。
鉄剤を使う場合、長期的に【1日100~200mgの鉄分】を摂取することになります。食事摂取基準で定められている1日の摂取量が10mgだから、ざっと10~20倍!
 
鉄剤を毎日服用すると、確かに血液中の鉄欠乏は解消されます。
しかし体全体の鉄不足は続いていることが多いので、数か月は根気強く飲む必要があります。
 
皆さん『完治したい!』と鉄剤治療スタートするのですが、途中でリタイアする人も結構多いのが現実。その一番の原因は”副作用”です(>_<)
 

副作用がきつい!鉄剤のデメリット

 
経口(口から摂取)の鉄剤からスタートするのですが、
その時の副作用で頻度が高いものが
・吐き気
・胃の不快感
・便秘や下痢
です。
 
経口鉄剤の副作用が強い時や、貧血の症状がひどく、急速に鉄の補給をする必要がある場合、静脈注射で鉄を補うことになります。
 
その場合、吐き気などの症状は出づらくなるのですが、過剰投与すると”鉄沈着”(体内組織を引き起こし心臓や肺に負担をかける)を引き起こす可能性があります。
 

 

症状別・おすすめの飲み方

吐き気、胃への不快感

寝る前の服用がおすすめです。空腹で吸収がよい上、眠っているので副作用を感じにくい利点があります。だいたい1週間ほどで慣れますが、どうしても服用が困難な場合は医師に相談しましょう。
 

便秘、下痢

医師に相談して、便秘の場合”下剤”を、下痢の場合は”下痢止め”を処方してもらいましょう。中には鉄剤の吸収を阻害してしまうものもあります。せっかくの治療が意味をなさなくなる可能性があるので個人判断は控えたほうがいいでしょう。
 

便が黒くなる

鉄剤を服用しているので便が黒くなります。”下血かも?!”と心配される方もいますが、これは鉄が腸内で変化しているためなので心配はいりません。

 

最後に

 
鉄剤が体に合わない人は第二の選択肢”サプリ”があります。
次回はサプリと薬のメリット・デメリットを比較します。

大塚(企画部)

この記事を書いた人

大塚(企画部)

大学時代、栄養学を専攻し在学中に管理栄養士免許を取得。現在は商品開発や情報発信に役立ててます。

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