からだのこと

2017年11月17日

【”貧血”とは】管理栄養士コラム vol.2

大塚(企画部)

大塚(企画部)

こんにちは、さくらの森企画室の大塚です。
今回は『貧血』について掘り下げていきたいと思います。
 

1分でできる!簡単貧血チェック

 
 読み進める前に、あなたの貧血度をチェックしてみましょう。
いくつ当てはまりますか?
 
□ 髪の毛にツヤがなく、パサパサしている。
□ 爪が剥がれたり割れやすい。
□ 肌がカサカサ。
□ めまい、たちくらみが多い。
□ 顔色が悪いと指摘される。
□ 息切れしたり、動悸がする。
□ すごく倦怠感を感じている。
□ 手足が極端に冷える。
□ 氷をガリガリ噛む癖がある。
□ 下まぶたの裏(あっかんべーした時の粘膜)が白い
 
これらの症状はすべて、貧血の人によく現れる症状です。
思い当たる人は、要注意です!
 

貧血って何?

 
教科書的な回答をすると『血液細胞の一種、赤血球の中にある”ヘモグロビン”の材料である鉄が不足し、体中が酸素不足の状態になる』ことです。
 
これじゃよくわかんないですよね(^▽^;)
 
では、上記に出てきたキーワード『赤血球』と『ヘモグロビン』を中心になぜ貧血が体にとってよくないのか、詳しく見ていきましょう。
 

“ヘモグロビン”って何者?

 
“ヘモグロビン”を理解するためには、まず『血液』を理解する必要があります。
私たちの体をめぐる血液の45%は『血球』と呼ばれ、大きく『赤血球』『白血球』『血小板』の3種類に分類されます。
▽血管内(血液)のイメージ▽
赤血球の仕事は体の隅々まで酸素を運搬すること、つまり『酸素の運び屋』です。
赤血球が『酸素の運び屋』として働くことができる秘密は”ヘモグロビン”にあります。
 
赤血球の中には、【鉄(ヘム)+タンパク質(グロビン)】で出来た”ヘモグロビン”が含まれています。この【鉄】が酸素と結合できるので、酸素を運ぶことができるのです。
 
▽ヘモグロビンのイメージ▽
(ヘモグロビンが『赤い色素』のため、血液は赤いのです。)
 
ここまでの話をまとめると
赤血球は酸素を運ぶ
酸素を運ぶためには、鉄を含むヘモグロビンが必要
 
では、そもそもなぜ『体に酸素を運ばないといけない』のでしょうか?
ここからは、体における酸素の役割をご説明します。
 

酸素が必要な理由

 
我々の体は約60兆個の細胞から構成されており、その一つ一つが生命活動を行っています。(すごいですよねΣ(・ω・ノ)ノ!!)
 
細胞の中には”ミトコンドリア”という『エネルギー生成工場』があり、食事で得られたブドウ糖や脂質はそこで燃焼されてエネルギーを発生させます。
 
物を燃やすときって酸素が必要ですよね。体の中も全く同じで、酸素がないとエネルギーを生成することができないのです。
 
エネルギーというと大ごとのように感じますが、例えば
・手が温かい
・胃が食べ物を消化してくれる
・腕を曲げ伸ばしできる
・肝臓が機能してくれている
 
など、我々にとって当たり前なことも、その器官(部分)を構成する細胞が一生懸命酸素を使ってエネルギーを生み出してくれているからこそできているのです。
 

赤血球の寿命とは

 
細胞が働くために必要不可欠な酸素を運搬する『赤血球』。実は人間と同じで寿命があります。
 
赤血球は全身を循環し、120日ほど経つと破壊されます。死滅した赤血球中の鉄は、再度リサイクルされます。なお、鉄は血液のほかに肝臓などにも貯蔵されています。体内の鉄分が不足すると、貯蔵されている鉄から消費され、それでも足りない場合血液中の鉄が減っていくのです。
 
鉄が不足しても、貯蔵分があるうちはすぐには症状として現れません。つまり、気づかぬうちに貧血になってる可能性があるということです。
 

最後に

 
貧血に関して、なんとなくイメージが沸きましたか?
次回は、貧血によって生じる様々な症状について深堀りしていきます。

大塚(企画部)

この記事を書いた人

大塚(企画部)

大学時代、栄養学を専攻し在学中に管理栄養士免許を取得。現在は商品開発や情報発信に役立ててます。

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